白内障ってどんな病気?
水晶体と白内障
眼をカメラに例えると、遠方~近方のピント(焦点)を調節するレンズにあたるのが水晶体です。
正常な水晶体は透明で光を良く通します。この水晶体が白く濁って光が十分に通らなくなるのが白内障です。
正常
水晶体は光をよく通す。
白内障
水晶体が濁り、光を充分に通さない。
白内障の症状
水晶体が白く濁ると、眼の中に入ってきた光が、水晶体を通過するときにうまく通過することができず、光が散らばることで様々な症状、見辛さを感じます。
正常な見え方(イメージ図)
白内障の見え方(イメージ図)
白内障の主な症状
- 日中、まぶしく感じる
- 眼がかすむ、ぼやける
- 夜間、車のライトがにじんで見える
- 二重、三重に見える
水晶体の濁り方は人によって異なるので症状は様々です。
白内障の原因
白内障の発生原因の95%以上が加齢による「加齢性白内障」です。
その他の原因としては糖尿病やアトピー性皮膚炎の合併症としておこったり、稀に外傷が原因の場合もあります。
早い方では、40歳代から始まり、50歳代で眼のかすみを感じることもあります。
60歳代では70%以上、70歳代では80%以上、80歳代ではほぼ全員に白内障がみられます。