検査機器・手術機器

検査機器

検査器機ではIOLマスター、OCT(光干渉断層計)を導入しております。
また、2014年12月には角膜形状解析装置TMS-5を導入しました。

OCT画像 TMS-5

OCT:optical coherence tomograph/光干渉断層計

赤外線を利用して眼底の画像データとして光学的に読み取ることができる検査器機で、これまで知ることができなかった網膜の断面を見ることができるようになりました。
また、網膜疾患である網膜裂孔や網膜剥離、特に黄斑部の診断が今までとは比較にならないほど正確に診断できるようになりました。
患者さんが検査を受ける時のまぶしさなどの負担もほとんどありません。

OCT

角膜形状解析装置TMS-5

初期円錐角膜などの角膜形状異常の診断

矯正視力が1.0あるような軽度の円錐角膜の診断は、角膜形状解析なしでは困難とされます。 若年者で、ケラト値に左右差や斜乱視がある症例では、眼鏡やコンタクトレンズに不満な場合、円錐角膜が原因のことがあり、角膜形状の精査が望ましいとされています。

白内障手術

角膜白斑などによって角膜不正乱視があると、白内障手術が無事終了しても術後満足できる視力が得られないことがあり、術前に角膜形状をチェックして、角膜不正乱視がある場合は、術前に説明しておくことが必要とされます。 白内障手術は問題なく行われたにも関わらず、角膜の不正乱視のために眼鏡矯正視力があまり出ず、患者様の満足が得られないことがありますので、術前にこのTMS-5で検査をすることがとても大切です。

屈折矯正手術前の円錐角膜スクリーニングおよび術後の経過観察

円錐角膜は屈折矯正手術の禁忌であるため、屈折矯正手術希望者における円錐角膜のスクリーニングは必須です。 また、最近の洗練されたLASIK術後では、注意深く診察しなければ、患者本人が申告しないと手術を受けていることをうっかり見逃してしまう可能性がありますが、角膜形状解析をすれば一目瞭然です。

コンタクトレンズ

コンタクトレンズによる角膜変形の検出に有用であり、より適切なレンズを処方することができます。

コンタクトレンズ処方前に角膜乱視、円錐角膜を含む非対称性乱視を事前に検査できます。 TMSのフーリエ解析では、非対称成分、高次不正乱視成分が大きいと、眼鏡による球面成分、正乱視成分のみの矯正では不十分であると他覚的に示すことができます。

不正乱視

フーリエ解析を行うと、正乱視と不正乱視を分離して定量的に表示することが可能です。 角膜移植後などでは不正乱視のために、円柱レンズの度数と軸の決定が難しいことがありますが、フーリエ解析を用いると、比較的簡単に円柱レンズの度数と軸を決定し矯正視力良くなることがあります。

TMS-5

手術機器

センチュリオン

白内障手術において世界で最も多く使用されている超音波白内障乳化吸引装置 センチュリオンを導入しております。

センチュリオン
写真の執刀医 JCHO中京病院 眼科医長 松田泰輔先生
センチュリオン