白内障手術までの流れ

手術の流れ

初回の検査・診察から手術までの流れと、手術後の経過観察(通院)について

手術後、ご自宅に近い眼科への通院を希望されます方は、手術当日までに受付スタッフにお申し出ください。

手術の流れ

手術当日にご注意を頂きたいこと

  1. 指定したお時間にご来院ください。
  2. 体調の悪い方はお電話でご連絡を頂くか、ご来院時に受付スタッフにお申し出ください。
  3. 手術後、入浴・シャワーは禁止です。前日の夜、または当日の朝に入浴・シャワーを済ませてご来院ください。
  4. 手術当時に貴重品をお預かりすることはできませんので、タクシー代など必要最低限の金銭のみお持ちください。

手術後の診察は必ず必要です。(翌日、翌々日、4日後、1週間、2週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月後)
質の高い見え方を保つために、術後1年間は1ヶ月に1回、検査と診察にご来院ください。
尚、お近くの眼科に通院を希望されます方は、看護師にお申し出ください。

白内障手術

白内障は主に手術によって治療が行われます。 現在の白内障手術は小さな切開から濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、人工の水晶体である眼内レンズを入れる方法で行われます。 白内障手術は技術の進歩とともに、その安全性も向上してきました。

手術開始の準備

手術室の手術台で眼の周りを消毒して、点眼麻酔をさします。
ドレーピングを施し、開瞼器で瞼を開きます。軽い圧迫感はありますがほとんど痛みは感じません。

角膜切開

角膜に3ミリと1ミリの切開を施します。

切開します

前のう切開

前のう(水晶体の袋の前側)を丸く大きく取り除きます。

濁った水晶体の乳化吸引

3ミリの切開口から乳化吸引を行うチップという器具を入れて、濁った水晶体を砕きながら吸引します。

濁った水晶体を砕いて取り出します

眼内レンズの挿入

直径6ミリの眼内レンズを折りたたんで入れているインジェクターの先を、3ミリの切開口から空になった水晶体の袋の中に挿入し、レンズを押し出します。 水晶体の袋の中に入った眼内レンズは元の大きさ6ミリに広がります。 角膜切開で手術を施行しているので、3ミリと1ミリの切開口を縫合する必要はありません。

眼内レンズを挿入します

  • 手術は短時間です。
  • 入院は不要です。
  • 手術が終わったら保護用メガネを装用してご帰宅を頂きます。
眼内レンズ

白内障手術の進歩と共に、眼内レンズも研究開発が進み、術後の見え方の質が向上しています。 眼内レンズを眼の中に挿入した後はメンテナンスなど必要はなく、またレンズは40年~50年の耐用年数があります。 但し、術後は質の高い見え方を保持するために、医師の指示に従って通院してください。

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